呼吸を意識すると心と体が変わる?
食事や水よりも私たち人間に大事なもの。
それはなんといっても呼吸です。
普段なんの努力もなく自然におこなわれる呼吸。
だからこそあまり意識することはありません。
でもこの呼吸をあえて意識的におこなうことで、心と体に絶大な効果があるということをご存知ですか?
理想は1分間に6回の呼吸
ヨガやマインドフルネス瞑想では、呼吸をとても重要なものとしてとらえています。
あの仏陀(ブッダ)でさえ呼吸で「さとり」を開いたとさえいわれています。
でも呼吸の恩恵をえられるのは、すべて意識的におこなうことが前提です。
ある研究では理想の呼吸のリズムを1分間に6回と結論付けました。
・5秒で吸って5秒で吐く
これを「鼻呼吸&腹式呼吸」でおこなうことが原則です。
椅子の背もたれに寄りかかるか、仰向けで横になるとリラックスしておこなえるのでおすすめです。
吸ったときにお腹を大きく膨らませ、吐くことでお腹がしぼんでいきます。
ちょうどお腹が風船になってようなイメージです。
ゆったりとした呼吸が心と体を明晰にする!
実験によると、1分間に6回の呼吸で血流に入る酸素量が最大になることがわかりました。
要は全身に酸素がいきわたり、不要な二酸化炭素をこしとることができるというわけです。
さらに自律神経系のバランスが整えられ、内臓機能の正常化を促進。
また、集中力や判断力といった脳の機能を高めることもわかっているんです。
これだけでも呼吸がどれほど大切かがよくわかります。
「心や体が疲れたな。」というときほど、ぜひこの呼吸法を実践してみてくださいね。