梅雨時に頭痛、腰痛が多い理由とは・・
一番いやな梅雨の時期。
この時期になると不思議と頭痛や腰痛、めまいなどの不調も増えるようです。
ではなぜ時期によって体の調子が変わるのでしょうか?
その原因は、、
じつは私たちの「耳の中」にあったんです。
人は「内耳」で気圧の変化を感知する!
私たちの耳はこまかく分けると「外耳」「中耳」「内耳」に分けられます。
じつはこの中の「内耳」といわれる部分に「気圧」を感知するセンサーがあるんです。
とくに梅雨時は気圧の変化しやすく、それが内耳で感知されることで
その興奮は神経をつたって体にさまざまな変化をおこすといわれています。
それはたとえば、
- めまい
- 難聴
- 耳鳴り
- 筋肉の緊張(こわばり)
など。
めまいや難聴、耳鳴りは「内耳」からイメージしやすいですが、「筋肉の緊張」というと「え?!」となりませんか?
でもじつは、
内耳からの神経の興奮は「交感神経」を刺激し、筋肉も硬くこわばらせてしまうんです。
緊張性頭痛や筋筋膜性腰痛は天気痛の一種
「天気痛」
この言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
これまでみてきた通り、天気痛とは「内耳」のメカニズムにより引き起こされる現象です。
雨が降る前にお年寄りの膝が痛むのも、ここに理由があります。
なので梅雨にはいり、
「なんだか最近頭痛がおきやすいなぁ」
「朝おきると決まって腰が痛いんだよなぁ」
という方は「天気痛」の症状かもしれません。
筋肉がこわばることで、当然首や腰の筋肉の血流も悪くなります。
するとその影響により、緊張性頭痛や筋筋膜性腰痛といった「筋肉由来」の不調にもつながってしまうんですね。
超簡単!「天気痛の対処法」2選
「じゃあ天気痛にはなにか対処法はあるの?」
と気になるところですよね。
ということで、最後に天気痛の対処法をご紹介したいと思います。
その方法は2つ。
どちらも超簡単です。
- 耳の周りをあたためる
- 耳のマッサージをする
たったこれだけ。
まずひとつめの「耳の周りをあたためる」ですが、
蒸しタオル等を使って耳の周りをじっくりあたためてください。
ふたつめの「耳のマッサージ」は、
耳をいろんな方向にひっぱったり回したりしてください。
とくに硬く感じるところ(方向)は入念に。
ただしあまりつよく引っぱらないよう注意してくださいね。
これらのケアには「内耳」の血流をよくする効果があります。
どちらもテレビを観ながらでも簡単にできますので、毎日のケアとしてぜひお役立てください。