へバーデン結節の治し方
(画像引用:https://halmek.co.jp/beauty/c/healthr/3002)
へバーデン結節は女性に多く、そのなかでも手を酷使する人によくみられる疾患です。
指の関節が変形するため、外見上の変化はもちろん、日常生活での手の使いにくさを感じることも多くなります。個人差がありますが、つよい痛みを感じるケースも。
へバーデン結節とブシャール結節はおなじ指の変形疾患ですが、変形がおこる関節に違いがあります。
・へバーデン結節=第1関節におこり、とくに人差し指から小指までの4指に好発。親指におこるのは稀
・ブシャール結節=第2関節におこる。関節リウマチとの鑑別が重要
※へバーデン結節とブシャール結節を同時に発症する場合もあるようです。
加齢や女性ホルモンの減少が原因?
へバーデン、ブシャール結節ともにその発症原因はいまだに特定されていません。
しかし、今のところ有力視されているのが「加齢」と「女性ホルモンの減少」です。
とくに女性ホルモンの「エストロゲン」は靭帯などの炎症をしずめたり、その保護にかかわる重要なホルモンです。
そのためエストロゲンが加齢とともに減少することで、へバーデンやブシャール結節といった指の変形にかかわってくるのではと考えられています。
また、へバーデン、ブシャール結節に関していまだに有効な治療法が確立されていないのが実情です。
へバーデン、ブシャール結節の痛みの対処法
関節につよい痛みがでるケースでは、夜寝る前、関節にグルっとテーピングや絆創膏などのテープを巻いて寝るのがおすすめです。
テープを貼ることでかぶれや生活への支障がないのであれば、日中も貼りつづけてみてください。テープによるかるい圧迫により痛みの軽減が期待できます。
ただし、テープはきつく巻きすぎないようご注意ください。
整体の観点によるへバーデン結節(ブシャール結節)のアプローチ
体はすべて「筋膜」によりおおわれています。
たとえるなら体は「筋膜」という一枚のボディスーツをまとっているようなもの。
そのため不良姿勢やかたよった体の使い方など、どこかに筋膜の癒着や緊張があった場合、その影響は指先の筋膜のテンションを変えることになります。
するとそれは「筋膜のひきつれ」として関節(指)の変形をひきおこす可能性が十分あります。
そのため「ひだまり整骨院」ではへバーデンやブシャール結節の治療にたいして、指先だけの施術はしていません。
最初にもあったように、これらの疾患は手を酷使する人に比較的多くおこるものです。
なにより同疾患で来院される方の特徴として、腕から肩、背中にいたるまで、かたよった体の緊張が必ずみられます。
そのためまずは全身のバランスを評価し、かたよった筋膜の緊張をときほぐすことに重点をおくことで痛みの緩和や変形の進行抑制につとめています。
また、「ばね指」などのその他の指の疾患でも、ひだまり整骨院では同様に全身のアプローチに主眼をおいています。
手指のトラブルでお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。